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石原氏、改めて第三極結集に意欲示す

2012年10月26日 19:09
石原氏、改めて第三極結集に意欲示す

 25日、辞職した上で新党を立ち上げ、国政復帰を目指す考えを表明した東京・石原慎太郎都知事は26日、改めて、日本維新の会などとの連携や、民主党でも自民党でもない第三極の結集に意欲を示した。

 石原氏は25日、都議会の議長に辞職願を提出したが、31日に開かれる見通しの都議会の臨時議会で同意を得るまでは知事の職にとどまるため、26日も公務を行っている。午後には、駐日ロシア大使の表敬訪問を受け、定例の記者会見も予定通り行った。さらに夕方には、自らが原作を書き、企画した映画の上映会に出席した。

 会見では、25日のたちあがれ日本との協議の内容を語った。

 石原氏「ここの政策が違うとか違わないとか、あいつと一緒には嫌だとか。君らね、永田町の問題であって関係ないと言った。とにかく(みんなの党代表の)渡辺くんとも話したらいいし、(日本維新の会代表の)橋下くんとも話したらいいと。人間が理解し合うというのは一杯飲みながらでも結構だ。膝つき合わせて話をすること、フェース・トゥ・フェースでね。相手が書いたもの、こっちが書いたものを比べて、ここが違う、あそこが違うといったって、そんなもので大きな連合、連帯ができるわけないだろうと。目を開いてもっと大きなものを見て考えてくれよ、と言いました」

 また、改めて日本維新の会などと連携する考えを語り、民主党でも自民党でもない第三極の結集に意欲を示した。

 石原氏「私はもちろん、橋下くんとやるつもりですよ。それに共鳴してくれる政治家、既存の政治家、国政やろうという人間がいたらやります」

 一方、石原氏が連携を考える日本維新の会の代表の大阪市・橋下市長は26日、連携には政策・理念の一致が必要だと強調した。

 橋下氏「(連携は)これから協議次第ですけど、メディアで言われているほど隔たりはありません。政治家としてとにかく政策について議論をすると、お互いの考え方を述べて一致できるところは一致する。違うところは何が違うのか。どうすれば方向性が一緒になるのか。とにかく議論する」