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衆院解散時期、条件整えば判断~野田首相

2012年11月1日 21:24
衆院解散時期、条件整えば判断~野田首相

 1日、衆議院で2日目の代表質問が行われ、日本維新の会が初めて質問に立った。また、野田首相は焦点の衆議院解散の時期について、「条件が整えば判断したい」と繰り返した。

 公明党・井上幹事長「『近いうち』とは、少なくとも『年内』が常識です。首相、今こそ、あなたの勇気ある決断で、政治を大きく前に進める時ではありませんか」

 野田首相「条件が整えば、きちっと自分で判断をしていきたいと考えております」

 共産党や社民党も解散・総選挙を速やかに行うよう求めたが、野田首相が解散時期で踏み込むことはなかった。

 また、みんなの党が、デフレ脱却のため補正予算を編成すべきと求めたのに対し、野田首相は「経済対策の内容を踏まえた上で、時期や内容などについて検討する」と答えた。

 初めて国会質問に立った日本維新の会の松野国会議員団代表は、赤字国債発行法案に賛成する方針を表明し、独自性をアピールした。

 松野氏「日本維新の会は、法案を人質に取って政局にする、解散に追い込もうとするやり方は取りません」

 野田首相「特例公債(赤字国債発行)法案へのご協力の意思表明に、感謝申し上げます」

 また、日本維新の会の橋下代表は先月31日、前東京都知事の石原氏との連携には前向きな一方、たちあがれ日本のメンバーとの連携には消極的な考えを示したが、松野氏は1日、たちあがれ日本を含む連携に前向きな考えを示した。

 松野氏「僕ら国会議員としては、やはり先輩方の経験というのは非常にありがたいし、できるものなら一緒にできたらいいなと思っています」

 どのような枠組みで第三極を結集させるのか、党内で微妙なズレが生じている。