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“16日解散”政界の反応

2012年11月15日 2:25
“16日解散”政界の反応

 野田首相は14日に行われた党首討論で、16日に衆議院を解散する意向を表明した。この発言に対する与野党や「第三極」の反応は以下の通り。

 年内解散は難しいとの認識を示していた民主党・輿石幹事長「それは首相の専権事項だから、それは首相が判断したから、それでいいんじゃないですか」

 岡田副総理「政治家の全てをかけた発言だった。国益・国民の利益を考えた上での判断だと思う」

 前原国家戦略相「乾坤一擲(けんこんいってき=運命をかけての大勝負)の思いで党首討論でぶつけられて、それを結果として自公がのんでもらったということについて、私は良かったというふうに思います」

 自民党・安倍総裁「(国会議員の)定数削減について、首相は来年の通常国会で成立を果たしてもらいたいとのこと。はっきりと言うが、私たちも全面的に協力をしてまいります。つまり、16日の野田首相のこの提案について、全面的に協力をしていくということであります」

 公明党・山口代表「11月16日(衆議院)解散と明示して、最後の条件について首相から提案されたことは画期的なことだと思う。『一票の格差』の是正、そして選挙制度の改革、その中での定数削減については、引き続き努力したい」

 共産党・志位委員長「消費税増税を一方でやっておいて、国民に痛みを求めておいて、もう一方で国民の民意を切り捨てる比例定数削減をやりますと。二重の意味で、これは許せないやり方だと」

 みんなの党・渡辺代表「首相がそういう(解散の)決断をしたというのであれば、受けて立ちます。(第三極の)政策の一致、詰めるべきところは早急に詰めていかなければいけない」

 日本維新の会・橋下代表「あれ、16(日)?もう決定ですか。いよいよですね。準備できている、できていないなんて、そんな言い訳が通じる世界じゃないですから。これで人生1回こっきりの大勝負と何度か言いましたけれど、いよいよ本当の意味の大戦(おおいくさ)。自分の持っている力を全て出し尽くします。(Q代表自らが出る可能性は)それはないです」

 橋下代表が連携に向けた協議を進める太陽の党の石原共同代表「(解散は)大歓迎。『人生劇場』の歌詞ではないが、『やると思えばどこまでやるさ、それが男の魂じゃないか』の心境だ」