福島第一原発事故で全ての町民が避難を余儀なくされている福島・大熊町は、仮設住宅から１６日投開票の衆議院選挙の期日前投票所まで、住民をバスで送迎している。

　今回の衆議院選挙で、大熊町は福島・会津若松市と福島・いわき市に投票所を設けるが、このうち会津若松市では、１６日の投票日の当日、同じ敷地に会津若松市の投票所も設けられるため、混乱を少しでも避けようと今月１０日からバスを走らせている。

　１２日までに投票を済ませた人は、大熊町の有権者の１１．４％にあたる９８３人で、１３日も貴重な一票を投じていた。

　送迎バスは１４日まで運行する。