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長野・白馬村で仮設住宅入居始まる

2014年12月29日 19:21
長野・白馬村で仮設住宅入居始まる

 先月22日の地震で37棟が全壊する被害があった長野県白馬村では、仮設住宅が完成し29日から引っ越し作業が始まった。

 午前9時、白馬村神城の飯森体育館には、仮設住宅の入居者が集まった。鍵の引き渡し式で白馬村の下川正剛村長は、「仮設住宅で体を癒やして自分の家のように過ごしてほしい」とあいさつした。このあと、下川村長から、部屋の鍵と防災無線が手渡された。

 仮設住宅は今月8日から工事が始まり、6棟計35戸が28日に完成したばかり。豪雪地のため、屋根に傾斜がつけられ、雪囲いがされている。新年を仮設住宅で迎える入居者からは、安堵(あんど)の表情もうかがえた。

 29日は村の職員やボランティアなど約80人も駆けつけ、引っ越し作業を手伝っていた。この仮設住宅には、29日現在で27世帯76人の入居が決まっている。30日はテレビや冷蔵庫など村から貸与される家電製品が運び込まれる予定。