自民党・安倍総裁 「危機突破内閣」目指す
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衆議院選挙での圧勝から一夜明けた17日、自民党・安倍総裁は記者会見を行い、「危機を突破していかなければいけない、『危機突破内閣』になっていくだろう」などと述べた。
16日夜から人事に着手するなど、新体制発足に向けた動きを加速させている安倍総裁は会見で、今後の焦点となる人事について「石破幹事長には留任をしていただきたい」と述べ、石破幹事長の留任を表明した。参議院でのねじれを解消すべく、来年夏の参議院選挙に勝てる布陣にする方針で、安倍総裁との2枚看板で今回、自民党圧勝に導いた石破幹事長の功績を買っての留任となる。
安倍総裁はまた、「基本的に参議院選挙に勝つ、これが党に与えられた使命、その使命を達成する上においてメンバーの構成を考えていきたい」と述べた。党の役員人事は早ければ24日にも行いたい考えで、26日に特別国会召集、その日のうちに首相指名選挙と組閣が行われる見通し。
安倍総裁は、「日本は経済、教育、外交安保、(震災)復興においても危機的な状況にある」として、自らが目指す内閣を「危機突破内閣」と表現した。内閣の要となる官房長官には菅幹事長代行が有力で、財務相には麻生元首相が取りざたされている。