１８日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は９９００円台となり、１万円をうかがう勢いを見せている。自民党・安倍総裁による新政権が金融緩和を進めるとの見通しから、円安・株高となっている。こうした中、日本銀行・白川総裁は自民党本部の安倍総裁を訪問した。

　白川総裁に対し、安倍総裁は「選挙では『２％のインフレターゲットに向け、日銀と政策協定を結びたい』と訴えてきたので、検討してほしい」と伝え、白川総裁はそれを聞いていたという。

　安倍総裁は２％の物価上昇の目標を設定し、達成のため日銀と政策協定を結びたいとしていた。しかし、白川総裁は抵抗感を示していた。

　日銀は１９日と２０日の会合で、金融緩和について議論する。