日銀 会合で金融緩和策の継続を決定
日銀は19日の金融政策決定会合で、先月31日に決定した追加の金融緩和策を維持すると決めた。
日銀は19日の金融政策決定会合で、前回の会合で決定した世の中に出回るお金の量を年間80兆円ずつ増やすとする金融緩和策の継続を決めた。日銀は景気の現状については、「基調的には緩やかな回復を続けている」と見方を据え置いている。
一方、19日の会見で黒田総裁は、安倍首相が18日、来年10月に予定していた消費税率の引き上げを延期したことについて、「政府や国会で経済情勢を総合的に勘案して判断されるものと認識している」「一般論として、財政への信認を確保することが重要で、政府が策定している中期財政計画に沿って、持続可能な財政構造を確立するための取り組みが着実に進められることを期待している」と述べた。
また、10月末に追加緩和を決めたことについては、「間違いであったとか待つべきだったとは考えていない」と述べた。