アルジェリアで日本人少なくとも３人がイスラム武装勢力とみられるグループに拘束された事件を受け、日本政府は対策本部を立ち上げた。岸田外相は１７日朝、アメリカ・キャンベル国務次官補と会談し、人質救出に向けた連携を確認した。

　東南アジア訪問中の安倍首相は、ベトナム・ハノイで現地時間１７日朝、「こうした行為は断じて許すことはできないということは申し上げたいと思います」と述べた。安倍首相の指示を受け、首相官邸では１７日午前１１時半から、安倍首相を本部長とする対策本部の初会合を開いた。

　関係省庁からの情報を集め、拘束されている日本人の救出に政府一丸となって取り組む方針を確認した。安倍首相の留守中は麻生副総理が臨時代理として指揮にあたる。

　菅官房長官「人命第一とした対処、さらには情報収集を強化して事態の掌握に努める」

　岸田外相は１７日朝、キャンベル国務次官補と会談し、人質救出に向けた連携を確認した。