与党の復興加速化プロジェクトチームの代表者らは６日、東日本大震災からの復興加速化のための緊急提言を安倍首相に手渡した。

　自民党の東日本大震災復興加速化本部・大島理森本部長は「とにもかくにも、３年目の正月は被災地に希望を持ってもらいたい」と述べた。これに対し、安倍首相は「政府としても、しっかりと受け止めさせていただく。しっかりと結果を出すことで、被災地の方々の声に応えていきたい」と述べた。

　緊急提言は、与党が５日にとりまとめたもので、被災地の住宅再建などについて政府が具体的なスケジュールを示すことや、民間事業者のノウハウをいかして除染のための現地体制を充実させることなどが盛り込まれている。

　提言を受け、安倍首相は「緊急提言をさらに活用させていただいて、次の冬は被災地が希望をもって迎えられるように頑張っていきたい」と復興加速への意気込みを強調した。