次の日本銀行総裁にアジア開発銀行・黒田総裁をあてるなどとした日銀総裁、副総裁の人事案が、１４日の衆議院本会議で与党などの賛成多数により同意された。

　今回の同意人事をめぐっては、野党の対応が分かれており、黒田総裁案には民主党と日本維新の会は賛成したものの、みんなの党は反対に回った。岩田副総裁案は民主党が反対の一方、維新の会とみんなの党が賛成、また、中曽副総裁案は民主党が賛成する一方で維新の会とみんなの党が反対した。

　「アベノミクス」成功の鍵を握る日銀のトップ３の人事案は、野党が多数を占める参議院の本会議でも１５日に同意され、国会の承認が得られる見通しとなっている。