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自民党、平野前復興相への支援見送り

2013年4月9日 21:37
自民党、平野前復興相への支援見送り

 参議院選挙の岩手選挙区の候補者選びで、自民党は9日、慶応大学ラグビー部前監督の田中真一氏の公認を正式決定した。民主党を離党し、除籍処分となった平野達男前復興相への支援は見送られた。

 自民党の石破幹事長は、岩手県連の鈴木会長と会談し、田中氏を公認することを伝えた。候補者選びをめぐっては、県連が先週、田中氏の公認申請を出す一方、県内で高い知名度を持つ平野氏を支援すべきとの声もあり、調整は難航していた。結局、地元でも平野氏を推す声に広がりがなかったことなどから、田中氏の公認が決まった。

 石破幹事長「戦うのは現地の県連の方々、党員の方々が戦うわけですから、そういう方々が一本になってやれるかどうかということで、時間を要した」

 岩手県は生活の党の小沢代表の地元だけに、自民党は今後、最重点選挙区の1つと位置付け、候補者の支援に全力を挙げる方針。