菅官房長官は１８日の会見で、２０日に福島県の中学生が参加して首相官邸と首相の住まいである首相公邸の特別見学を実施すると発表した。

　菅長官「ＮＰＯ法人が子供のキャリア形成・支援を目的として福島と東京をつなぐ見学会を企画されたということで、私どももその趣旨に賛同し、官邸及び公邸を特別見学していただくこととした」

　今回の見学は、福島第一原発事故の影響を受けている福島・南相馬市のＮＰＯ法人が行うキャリア体験教室の一環として実施され、南相馬市の中学生１２人が参加する予定。

　安倍首相自らが見学の案内役を行うことも検討されており、首相や官房長官の記者会見が行われる会見室や、各種の会議が行われるホールなどを見学する予定。

　政府は、小中学生を対象に官邸や公邸を見学できる取り組みを今年の夏休みから始めたいとしており、来月中をメドに詳細を発表する考え。