沖縄県の尖閣諸島沖で２３日朝、中国の海洋監視船８隻が相次いで日本の領海に入った。これについて、菅官房長官は「中国公船による我が国領海への侵入事案が連続していることは誠に遺憾であり、受け入れられません」と述べた。また、「尖閣諸島は我が国の領土だ」と強調した上で、閣僚の靖国神社参拝との関連については「あまり因果関係はないのではないか」との見方を示した。

　さらに、外務省の河相事務次官は中国の程永華駐日大使を呼んで厳重に抗議し、即刻、日本の領海から退去するよう強く求めた。