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橋下氏“慰安婦問題”で首相答弁に反論

2013年5月15日 17:06
橋下氏“慰安婦問題”で首相答弁に反論

 安倍首相が15日朝の参議院予算委員会で日本維新の会・橋下共同代表のいわゆる従軍慰安婦問題をめぐる発言について「立場が全く違う」などと述べたことを受けて、橋下共同代表は15日午後に会見を開き、「法的に解決していると言い続ける方が、慰安婦の方々を傷つけている」と反論した。

 橋下氏は15日午後、「日韓基本条約が韓国で結ばれて、自民党を含めて、法的に全て解決済みだと言い続けている方が、慰安婦の皆さんを傷つけていると思う。慰安婦の方がどれだけ大変な苦痛を味わってきたか、不幸な過去を背負ってきたのか、配慮はしっかりするべきだということは言い続けている」と述べ、日韓基本条約を白紙に戻すことは難しいとしながらも、慰安婦問題にしっかりと配慮していくべきだとした。

 さらに、「自民党とは立場が違う。一つは慰安婦に対する対応も、日韓基本条約があるからといって、全てそれをはねつけるという考え方は持っていない。第2次世界大戦についての歴史認識についても、侵略や植民地政策を否定するつもりがないので、自民党と全く立場が異なる。それは非常にありがたい話だ」と述べ、この問題について自民党との立場の違いを強調した。