旧日本軍の従軍慰安婦問題をめぐる「日本維新の会」の橋下徹共同代表の発言について、１６日、超党派の女性議員が会見し、発言の撤回と謝罪を求めた。

　民主党・菊田真紀子議員「公党の代表の言葉は重い。国際社会は発言を注視し、波紋を広げている。日本の国益を損なっている」

　社民党・福島みずほ議員「女性の人権、沖縄も傷つけるもの。看過できない。撤回と謝罪を求めていく」

　民主党・蓮舫議員「橋下さんの発言は、時代錯誤も甚だしい暴論」「維新は声をそろえて、『代表の発言は個人の見解』だと。その考えも全く理解できない」

　１６日の会見には、民主党、生活の党、共産党などから１１人の女性議員が出席した。会見では、橋下共同代表の発言は「当事者の心情を深く傷つけ、女性の人格と人権を冒涜（ぼうとく）するものだ」「公党の代表の発言と思えない」などとして、発言の撤回と謝罪を求める声が相次いだ。