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安倍首相、東南アジア3か国訪問へ出発

2013年7月25日 12:46
安倍首相、東南アジア3か国訪問へ出発

 安倍首相は25日朝、マレーシア・シンガポール・フィリピンの東南アジア3か国を訪問するため、羽田空港を出発した。

 安倍首相「(訪問目的は)ASEAN(=東南アジア諸国連合)の活力を日本の経済再生に取り込んでいくということです。もう一つは、自由・民主主義、基本的人権、法の支配といった普遍的価値を共有する国々との連携を強化していくということです」

 今回の訪問で安倍首相は、各国首脳とそれぞれ会談する他、シンガポールでの講演で日本の成長戦略を説明する予定。安倍首相の東南アジア訪問は就任後3度目で、東南アジア重視の姿勢を示すとともに、経済成長が続くこれらの国々と経済面での連携をさらに深める狙いがある。

 また、マレーシアとフィリピンは、中国と領有権問題を抱えている。安倍首相としては、沖縄・尖閣諸島を巡って日中の対立が続く中、連携を強化することで、中国をけん制する狙いもあるとみられる。