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特定秘密保護法案、修正協議継続の方針確認

2013年11月20日 12:31
特定秘密保護法案、修正協議継続の方針確認

 特定秘密保護法案をめぐり、自民・公明両党は20日朝、より多くの党の合意を得るため、さらに修正協議を続ける方針を確認した。

 みんなの党と合意した後も、与党側がなお修正協議を続けるのは、強引な国会運営との批判を避ける狙いがある。

 自民党・石破幹事長「今週中(に衆院通過)というような方針でやってきましたが、要は今国会中に衆参ともに通るということを念頭にやっていかねばならない」

 与党側はこれまで、今週中の衆議院通過を目指してきたが、20日朝の会合では、遅くとも26日までに衆議院を通過させると共に、今の国会の会期は延長しない方針を確認した。

 これに対し、民主党はなお法案の徹底審議を求めている。

 民主党・長島昭久議員「今国会の日程ありきで議論するのではなくて、やはりもう少し長い時間をかけて慎重に、そして真摯(しんし)な議論をしていくべきではないか」

 与党は20日午後、日本維新の会や民主党と相次いで修正協議を行う。特に、維新の会との協議で最大のポイントが「特定秘密に指定する期間」。与党側は19日、一部の例外を定めた上で、60年で公開するとの案を示したが、維新側は「例外が抽象的で多すぎる」などと難色を示しており、なお調整が続いている。