サルが車内に…小学生が襲われケガ 通報は28日だけで9件 福岡県が緊急の対策会議 登下校のパトロールを強化
福岡市でサルの出没が相次いでいます。3日前には小学生の男の子がサルにひっかかれ、頭にケガをしました。サルの被害を防ごうと、福岡県は29日、緊急の対策会議を開きました。
■福岡県・生嶋亮介副知事
「市民をサルから守る。子どもに危害を加えさせない。」
福岡市内でサルの出没が相次いでいることを受け、29日午後、県の担当者などが対策を話し合いました。
福岡市早良区梅林の住宅街では26日、小学4年の男の子がサルに襲われケガをしました。車のドアを開けた際にサルが車内に侵入し、後部座席にいた男の子の頭をひっかいたということです。
警察によりますと、28日だけで福岡市早良区・西区・城南区で、サルによる被害や目撃の通報があわせて9件あったということです。
29日の対策会議で、福岡県は福岡市や警察と連携し、子どもの登下校の時間帯にパトロールを強化することを決定しました。