党分裂の事態となったみんなの党は１０日、役員会を開き、離党届を提出した江田憲司前幹事長について除籍処分とする方針を決めた。

　役員会では、離党届を提出した１４人について、江田氏を除籍処分、それ以外の比例代表選出の議員については、辞職を求めていく方針を決めた。この後、倫理委員会に諮ることにしている。

　一方、江田氏は民主党の細野前幹事長や日本維新の会の松野国会議員団幹事長らと共に勉強会「既得権益を打破する会」を立ち上げた。

　江田氏「改革派のメンバーが集っていただいたと思う。これをどうやって発展させていくかというのが、我々の課題だと思います」

　１０日の勉強会には、５０人以上の国会議員が参加した。今後、「規制改革」などについて議論を重ね、提言をまとめることにしている。江田氏は、みんなの党を離れた議員たちで年内に新党を立ち上げる考えで、新党の準備会合も開く予定。