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自民党PT、原子力規制委に緊急提言

2013年12月26日 0:02
自民党PT、原子力規制委に緊急提言

 原子力規制行政のあり方について協議してきた自民党の議員らが、原子力規制委員会・田中俊一委員長と初めて面会し、「規制委員会はもっと国民とのコミュニケーションを取るべき」などとする緊急提言を手渡した。

 自民党原子力規制に関するプロジェクトチーム座長・塩崎恭久議員「広いコミュニケーションチャンネルを国民各層と持っていただきたいというのが、この提言の一番の眼目です」

 田中委員長「科学は一刀両断で決められる所と、決められない所がある。今の段階では丁寧にやる必要があると思う」

 塩崎議員は、規制委員会は国民との対話が少なすぎると指摘し、「政府や電力事業者、市民などあらゆる関係者とのコミュニケーションを維持しつつ、独自の判断をしてほしい」などと要望した。

 これに対し田中委員長は、「色々な意見はあるが、科学技術に基づいて判断していきたい」と述べた。

 政治からの独立を掲げる規制委員会のトップ自らが政治家と直接面会して意見を聞いた形で、極めて異例の対応となった。