防衛省は２１日、去年４月から１２月末までの外国の航空機への緊急発進の回数を公表した。中国機に対する発進が大幅に増加している。

　航空自衛隊による去年４月から１２月末までの緊急発進の回数は５６３回で、１２年の同じ期間と比べてプラス２１４回と大幅に増加した。

　国別で見ると、中国機に対する緊急発進が２８７回で、１２年の同じ期間と比べてプラス１２７回と大幅に増加、ロシア機は２４６回でプラス６６回となった。

　防衛省は、２０１３年度の第３四半期、去年１０月から１２月末までの間に中国機１１件、ロシア機１１件の計２２件について「特異な飛行」として公表しているが、領空侵犯はなかった。