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集団的自衛権 見直し「私が責任もって」

2014年2月12日 16:50
集団的自衛権 見直し「私が責任もって」

 12日の衆議院予算委員会で、安倍首相は集団的自衛権の行使をめぐる憲法解釈の見直しについて、「今までの積み上げのままでいくのであれば、政府の有識者懇談会は必要ない」などと、改めて見直しに強い意欲をにじませた。

 民主党・大串博志議員「これまで集団的自衛権に関して、政府として、憲法の条文改正によらずとも憲法の解釈の変更によってこれを変更できるとした答弁はございません」

 安倍首相「今までの積み上げのままでいくということであれば、安保法政懇必要ないんですから。私が責任者であって、政府答弁に対しても私が責任をもって、その上で選挙で国民から審判を受ける」

 また、解釈の見直しに慎重な立場である公明党から入閣している太田国土交通相は次のように述べた。

 「私はまさに安保法政懇の中で論議を深めて、一つの報告が出たあとに、自民党、公明党、与党間で、または国会の中での論議を深めていくことが重要であると考えている」「総理は色んな機会に国会の場でお話をしているところで、総理がお話をしているということについては私は認めている立場」

 委員会ではまた、NHK経営委員の1人が東京都知事選挙での応援演説で一部の候補者を「人間のくず」などと批判したことについて、安倍首相は次のように述べた。

 「まぁ、ある夕刊紙は、私のことをほぼ毎日のように人間のくずと報道しておりますが、私は別に気にしませんけどね。その上においてですね、経営委員の発言等を一つずつ承知していませんし、全体としても個人的に行ったことを政府としてコメントすべきではないと、このように考えているところであります」