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自衛権見直し、今国会の結論困難~公明代表

2014年2月18日 16:46
自衛権見直し、今国会の結論困難~公明代表

 集団的自衛権の行使に向けた憲法解釈の見直しについて、公明党の山口代表は18日、今の国会中に結論をまとめるのは難しいとの認識を示した。

 山口代表「4月以降に(政府の有識者懇談会の)報告書が出て、それで今国会で何らかの結論を出すというのは簡単なことではない」

 集団的自衛権の行使に向けた憲法解釈の見直しについて安倍首相は、これまで見直しに前向きな発言を繰り返している。これについて山口代表は、「有識者懇談会の議論も多岐にわたっているようだ」「憲法レベルの話なのでしっかり議論していく」と述べ、与党内で慎重に協議していくべきとの考えを示した。

 また、この問題で公明党の井上幹事長は18日朝の講演で、「なぜこれを変えるのか、また、どのように変えるのか、しかもその変えた結果が、国民生活とか、あるいは同盟国や近隣諸国や国際社会に、どのような影響を与えるのか、そういうことを深く慎重に議論しなければいけない。ある朝起きてみたら突然、この国の有りようが変わっていた、ということになってはならない」と述べた。

 井上幹事長はまた、「国民や諸外国の理解を得る努力を積み重ねる必要がある」と述べ、慎重に議論を進めていく考えを示した。