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礒崎補佐官、小松長官発言で自民党に陳謝

2014年3月14日 15:56

 小松内閣法制局長官が国家安全保障基本法案について「安倍総理大臣は国会に提出する考えではない」と発言し、与野党から批判を受けている問題で、礒崎首相補佐官が14日朝、自民党の会合で陳謝した。

 礒崎補佐官「参院の委員会で、小松法制局長官が自民党の公約の国家安全保障基本法の提出の有無について言及したことは誠に不適切なことであって、私からも注意をし、昨日の参院外交防衛委員会で陳謝をさせた。私からも重ねて自民党のみなさまにおわびをしたい」

 磯崎補佐官はこのように述べ、小松長官の発言について政府の立場で陳謝した。基本法案は集団的自衛権の行使を法的に担保するもので、自民党の公約になっている。すでに小松長官は自身の発言について「言葉が足りず、誤解を招いたとしたらおわび申し上げます」と陳謝しているが、一部の自民党幹部から交代論が出ている他、野党側からは、更迭を求める声が強まっている。

 民主党の大畠幹事長が13日、小松長官を更迭するよう求めた他、日本維新の会も14日の国対役員会で、政府・与党に更迭を求める方針を確認した。