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大阪市長選 過去最低の投票率で橋下氏再選

2014年3月24日 1:43
大阪市長選 過去最低の投票率で橋下氏再選

 大阪都構想の推進を巡る出直し大阪市長選挙で、前市長の橋下徹氏が当選した。投票率は伸び悩み、大阪市長選挙としては過去最低を記録した。

 橋下氏は今年2月、他会派の反対を受け、大阪都構想の議論が事実上頓挫したことから辞職。出直し市長選挙で市民の支持を得た上で、都構想の設計図を議論する法定協議会で反対している自民、民主、共産のメンバーを入れ替える考えを示していた。一方、維新以外の主要政党は「選挙に大義がない」とし、候補者擁立を見送ったことなどから有権者の関心は低く、投票率はこれまで過去最低だった28.45%を下回る23.59%を記録した。また、白票を投じた人も全体の9.03%に上った。

 開票結果は、橋下徹氏が377472票、藤島利久氏が24004票、マック赤坂氏が18618票、二野宮茂雄氏が11273票となった。

 松井「4人に1人の方が投票に行っていただけたことに、本当に感謝を申し上げます。選挙の責任者としては、選挙をやった意味が十分あったと思います。直接、市民の声が聞けたこと」

 自民党大阪市議団・柳本顕幹事長「投票率について、今までにない低さだということで、我々が言ってきたように、意味のない選挙、大義のない選挙ということに対して、多くの有権者の皆様方が同調された結果ではないか」

 白票を投じた人「(低投票率は)関心がなかったんちゃいます?みなさんが。子供のケンカみたいやもん」

 投票に行かなかった人「(橋下前市長に)入れてよいやら分からんからそれでパスしました」

 橋下氏は当選後も姿を見せておらず、24日午後に会見する予定。