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河野談話「見直さない」答弁書を閣議決定

2014年4月1日 13:34

 いわゆる従軍慰安婦問題をめぐり旧日本軍の関与などを認めた1993年の河野官房長官の談話について、政府は1日の閣議で「見直すことや新たな談話を発表することは考えていない」とする答弁書を決定した。

 答弁書では、河野談話の作成過程について「実態を把握し、それをしかるべき形で明らかにする作業は必要であると考えている」としている。これは河野談話作成当時、官房副長官だった石原信雄氏が取りまとめにあたって「韓国側と何らかのすり合わせがあったのかもしれない」などと国会で証言した事を受けてのもの。

 答弁書ではまた、河野談話を「見直すことや、新たな談話を発表することは考えていない」としている。答弁書は新党大地の鈴木貴子議員の質問に対するもの。