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ウクライナ悪化なら対露追加制裁検討で一致

2014年6月4日 23:51
ウクライナ悪化なら対露追加制裁検討で一致

 ベルギーを訪問中の安倍首相はEUのファンロンパイ大統領と会談し、ウクライナ情勢の事態が悪化した場合、ロシアに対する追加制裁を検討する必要があるとの認識で一致した。

 会談で、両首脳はウクライナの大統領選挙が平穏に行われたことを歓迎し、ウクライナ政府の努力を国際社会が後押しすべきとの認識で一致した。その上で、クリミアの編入やウクライナ東部の不安定化への関与といったロシアの行為は許容できず、事態が悪化した場合、ロシアに対する追加制裁を検討する必要があるとの認識で一致した。

 また、安倍首相が日本時間5日未明から始まるG7首脳会議の首脳宣言に、中国が進出を強める南シナ海における法の支配の徹底などを盛り込むべきと主張したのに対し、ファンロンパイ大統領も「G7で議論をして、合意にもっていきたい」と賛同した。