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防衛相 次期主力戦闘機「F35」工場視察

2014年7月9日 23:09
防衛相 次期主力戦闘機「F35」工場視察

 アメリカを訪れている小野寺防衛相は8日、航空自衛隊の次期主力戦闘機F35の製造工場を視察し、将来日本が導入する機体の数を増やす可能性に言及した。

 小野寺防衛相は8日、テキサス州のロッキード・マーチン社で完成したF35の機体や製造ラインを視察した。小野寺防衛相は日本が発注した機体が製造工程のどの段階にあるかなどを質問しながら、担当者の説明を受けた。

 防衛省は航空自衛隊の次期主力戦闘機として6機のF35の購入契約を済ませているほか、去年の年末に策定した「中期防衛力整備計画」に基づき、2018年度までに、さらに28機導入する計画。

 視察後、小野寺防衛相はさらなる発注の可能性に言及した。

 小野寺防衛相「今後、その性能、そしてコストがどういうかたちで推移をしていくか、そういうことも見ながら検討していきたい」

 また小野寺防衛相はアメリカ側に対し、今後日本にできるF35の組立工場をアジア地域の製造拠点としたいと意欲を示し、防衛省としてこれを支援していく考えを強調した。