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浅尾代表と渡辺前代表、勉強会で顔合わせる

2014年9月17日 11:57
浅尾代表と渡辺前代表、勉強会で顔合わせる

 みんなの党が再び分裂の危機を迎えている。党の路線をめぐって対立している浅尾慶一郎代表と渡辺喜美前代表が17日朝、党の勉強会で直接顔を合わせた。渡辺氏は「後ほど取材に応じる」と述べ、勉強会から立ち去った。浅尾代表は役員会で対応を協議する予定。

 渡辺氏が国会に姿を見せたのは、多額の借り入れ問題で代表の辞任を表明して以降、約5か月ぶりのこと。渡辺氏は16日夜、「与党にすり寄るべきではない」とする浅尾代表に対して「与党再編を目指すべきだ」などとして、代表を辞任するか離党するよう求めた。

 渡辺氏「浅尾さんと同じ考えをする人たちを糾合して、新たな新党をお作りになられたらいかがでしょうかと」

 浅尾代表「路線が違うのであれば、渡辺前代表が出て行かれるのであれば仕方がないですねと申し上げた」

 これに対し浅尾代表は「与党の下請け機関になるのは選挙で約束したことと違う」と述べ、渡辺氏こそ離党するよう促した。

 浅尾代表はこの後の役員会で対応を協議することにしているが、関係の修復は難しい情勢となりつつある。