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不安抱えたまま…新党「維新の党」旗揚げへ

2014年9月21日 12:55
不安抱えたまま…新党「維新の党」旗揚げへ

 日本維新の会と結いの党が合流して誕生する新党「維新の党」が21日、都内で結党大会を開く。

 維新の党の結党大会は東京・高輪の会場で、21日午後2時から行われる。そして、隣の会場では、結いの党を解散するための党大会が行われた。

 結いの党・江田憲司代表「きょうから維新の党として、新しい船出をします。そして、さらなる政界再編を目指さなければなりません」

 維新の党の所属国会議員は52人で、日本維新の会・橋下代表と結いの党・江田代表が共同代表となる。また、幹事長には松井大阪府知事が内定し、代表代行には日本維新の会・松野国会議員団代表の就任で最終調整している。

 ここに来ても、党の基本政策や一部の人事などで最終合意に至っていないため、この後、橋下氏や江田氏ら幹部が大詰めの協議を行う。

 新党結成に向けては、日本維新の会と結いの党との間で意見の対立が表面化し、今後の党運営を不安視する声も上がっている。また、今後、「政権交代可能な一大勢力を結集するためのさらなる政界再編」を目指すとしているが、民主党など他の野党を巻き込めるかどうかは依然、不透明。

 野党第二党となる維新の党だが、不安を抱えたままの船出となる。