選挙制度改革 溝手氏“期限”明言避ける
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参議院の選挙制度改革をめぐり、自民党は10日、所属する全ての参議院議員による懇談会を開いた。自民党はこれまで一度も党としての改革案を示していないが、溝手参議院議員会長は今月末の期限を守れるかどうか明言を避けた。
一票の格差是正など参議院の選挙制度改革をめぐっては、各党の代表者による選挙制度協議会で議論が進んでいる。しかし、自民党はこれまで協議会の中で唯一、党としての改革案を示しておらず、提示の期限とされた今月31日が迫っている。
しかし、10日の懇談会で溝手参議院議員会長は、自民党案の取りまとめが期限内に間に合うかについて「努力する」と述べるにとどまり、明言を避けたという。
会合では、執行部側から改革案の取りまとめに向けた提案はなく、参加議員がそれぞれ意見を表明するのみだった。
最大会派の自民党の遅れにより、2016年の参議院選挙に間に合うよう選挙制度改革が行われるか、見通しはますます不透明となっている。