参院選挙制度改革 議論は打ち切りに
山崎参院議長「それぞれの会派の意見の隔たりが大きすぎて、取りまとめは難しい状態でした」
「1票の格差」是正など参議院の選挙制度改革を巡る検討会が開かれたが、与野党の溝は埋まらず、29日で議論は打ち切られた。
1票の格差是正を巡っては、2013年の参議院選挙を違憲状態とした最高裁判決を受け、与野党が議論を重ねてきた。しかし、自民党が具体案を示せなかった他、野党側が要請したにもかかわらず山崎議長があっせんを拒否した事などから、結論は出なかった。
今後は各党による個別の協議にゆだねられるが、来年の参議院選挙を前に与野党が歩み寄るのは困難な情勢。