参院選挙制度改革 自民、野党案を党内調整
参議院の選挙制度改革をめぐって自民党と維新の党など野党4党は7日に協議を行い、自民党側は野党4党が提案している2つの「合区」を含む案を軸に党内調整を行っていると説明した。
いわゆる「一票の格差」を是正するため、維新の党・次世代の党・日本を元気にする会・新党改革の野党4党は、4つの選挙区を2つに「合区」することを含め定数を「10増10減」する案で合意している。(合区案は「島根・鳥取」と「高知・徳島」)。
7日の協議で、自民党の岩城参院副会長は4党に対し「野党4党の案を軸に党内を説得している」と説明し、野党側は「木曜日までに正式な形で返事が欲しい」と求めたという。
自民党は、週内にも議員総会を開いて対応を決定する見通しだが、党内に反発の多い合区の数をできるだけ減らしたい考えで、4党案で合意できるかは不透明な状況。