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引き続き「経済最優先」 全閣僚が再任へ

2014年12月15日 16:54
引き続き「経済最優先」 全閣僚が再任へ

 衆議院選挙を受け、安倍首相が15日午後に記者会見を行い、引き続き経済最優先で政権運営にあたると決意を述べた。

 安倍首相「引き続き経済最優先で取り組み、景気回復のあたたかい風を全国津々浦々にお届けしていく決意です」「国民の皆さまからいただいた力強いご支援を胸に刻み、私は国民の皆さまとともに、この道をぶれることなく、しっかりとまっすぐに進んでいく考えです」

 安倍首相はまた、「私たちが数におごり、謙虚さを忘れれば、国民の支持は一瞬にして失われる」と述べ、緊張感を持って政権運営にあたると強調した。

 また、24日に発足する見通しの第3次安倍内閣の閣僚人事については、「女性の活躍や地方創生などの課題も緒に就いたばかりだ。今後のスケジュールを考えたときに、時間に余裕はない」などと述べ、全ての閣僚を再任する考えをにじませた。

 今後の課題として、安倍首相は経済対策と来年度税制改正大綱を年内にとりまとめ、来年度予算案の編成を急ぐ方針。また、集団的自衛権の行使を限定的に容認する安全保障法制については、「来年の通常国会に法案を提出し、成立を果たしたい」と述べた。

 さらに、アベノミクスの先にある課題ともいえる憲法改正については、「国民的理解と支持を深め、広げていくために自民党総裁として努力したい」と意欲を示した。