今月１８日の民主党代表選挙に向けた動き。立候補を表明している細野元幹事長は４日、年明け初めての地方遊説を福井県で行った。

　細野元幹事長「地方から民主党を再生する。今年４月の統一地方選挙は最大の戦いです。私が代表にならせていただいたら、先頭に立って、この地方選挙をしっかりと勝ち抜く態勢を作らせていただきたい」

　また細野氏は、普天間基地移設問題で迷走したことなどを念頭に「我々は鳩山政権の時に戻ってはいけない」と述べた。その上で、沖縄の尖閣諸島をめぐる問題や朝鮮半島有事など、現実の脅威に対して民主党は法整備などを通じて対応していくべきだとの考えを示した。

　一方、年末に網膜剥離の手術を受けた岡田代表代行は、５日に退院できる見通しとなった。ただ、岡田氏の陣営によると、飛行機での移動が当面制限されるほか、街頭演説への参加もできないという。

　また、立候補を表明している長妻元厚労相は４日も、電話などで支持を呼びかけている。５日以降、自らを支持する議員と掲げる政策などについて協議することにしている。