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安倍首相「改革断行国会に」年頭会見で決意

2015年1月5日 16:40
安倍首相「改革断行国会に」年頭会見で決意

 安倍首相は5日、三重県の伊勢神宮で年頭の記者会見を行い、改革を前進させるため今月召集される通常国会を「改革断行国会としていきたい」などと抱負を語った。

 安倍首相「今年はあらゆる改革を大きく前進させる一年にしたいと考えています。今月始まる通常国会は、改革断行国会としていきたい。今年も経済最優先で取り組み、未の字を当てる未(ひつじ)年らしく、全国津々浦々、一人でも多くの皆さんにアベノミクスの果実の味を味わっていただきたい」

 安倍首相はまた、「外交安全保障の立て直し、地方創生や女性が輝く社会の実現にも真っ正面から取り組む」などと強調した。さらに「今年は戦後70年の節目の年にあたる」と述べた上で、「次なる80年90年、そして100年に向けて積極的平和主義の旗のもと、世界の平和と安定のため、一層貢献しなければならない。その明確な意思を世界に発信したい」と表明した。

 また、今年発表する戦後70年の首相談話については、「村山談話を含めて、歴史認識に対する歴代内閣の立場を全体として引き継いでいく」とした上で、「アジアや世界のためにさらにどのような貢献を果たしていくのか、英知を結集して考え書き込んでいく」と述べた。