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首相が施政方針演説「改革断行」など訴え

2015年2月12日 18:37
首相が施政方針演説「改革断行」など訴え

 安倍首相が第3次安倍内閣発足後、初めてとなる施政方針演説を行った。

 安倍首相は農協改革などの規制改革を教育再生、地方創生などとあわせて「戦後以来の大改革」と位置づけ、「改革を断行する」と訴えた。

 安倍首相「強い農業を創るための改革。農家の所得を増やす改革を進めるのです。60年ぶりの農協改革を断行します。要は、やるか、やらないか。この国会に求められているのは、単なる批判の応酬ではありません。行動です。改革の断行です。日本の将来を見据えながら、大胆な改革を実行しようではありませんか」

 安倍首相はまた、アベノミクスの「三本の矢の経済政策は確実に成果を挙げている」「賃上げの流れを続けていく」などと経済再生に向けた決意を語った。

 さらに、不登校児童などを受け入れているフリースクールへの支援など「教育改革」を実行していく考えを強調した。

 安倍首相(教育再生に向けて)「子供たちの誰もが自信を持って学び、成長できる環境を創る。これは私たち大人の責任です」

 一方、野党側は次のように批判している。

 民主党・岡田代表「国民にとってここは大変だから我慢してくださいとか、努力しましょうとかそういう所が全くなくて、あれします、これしますのオンパレードで、中身があまりない演説だった」

 維新の党・江田代表「(農協改革は)戦後の大改革という事だが、一言でいえば、看板倒れ」

 来週からは各党の代表質問などが始まる。