韓国の記述「基本的価値を共有」の表現削除
外務省がホームページに記載している韓国に関する記述の中で、「基本的価値を共有する」との表現を削除していたことが分かった。
外務省はこれまでホームページの中で、韓国について「わが国と、自由と民主主義、市場経済等の基本的価値を共有する重要な隣国」と紹介していた。しかし、今月2日になって、「基本的価値を共有する」との記述を削除し、「最も重要な隣国」との表現に改めていた。
韓国では、産経新聞の前ソウル支局長が朴槿恵大統領の名誉を傷つけたとして在宅起訴され、日本政府は「報道や表現の自由の観点から極めて遺憾」としている。外務省幹部の1人は「韓国政府の対応を見て違和感をおぼえる日本国民は増えている」と指摘しており、こうした対立が今回の削除につながったとみられる。