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国際広報で日本の書籍翻訳 米などに寄贈へ

2015年3月13日 1:39
国際広報で日本の書籍翻訳 米などに寄贈へ

 首相官邸が国際広報の一環として行っている、日本について書かれた書籍の翻訳事業で、12日までに第一弾として5冊を選定したことが分かった。今月中にアメリカなど4か国にある大学の図書館に寄贈する方針。

 翻訳されたのは日本人独自の哲学や死生観、東日本大震災後に復旧した製紙工場の奮闘ぶりなどを扱った5冊。首相官邸の「国際広報室」は去年から対外発信を強化していて、海外の図書館に中国などと比べて日本の書籍が少ないことなどから、100冊程度を英語に翻訳する作業を進めている。今年度分として8000万円の予算を計上し、12日までに5冊の翻訳が完了した。

 国際広報室は、今月中に、アメリカやイギリスなど4か国にある700以上の図書館に向け、翻訳された5冊を寄贈していく方針。

 また、先月には「ツイッター」で「@JAPAN」のアカウントを取得し、今後の積極的な発信に向け、活用方法も検討している。