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“世界遺産登録”で韓国と政府間協議へ

2015年5月8日 16:11
“世界遺産登録”で韓国と政府間協議へ

 「明治日本の産業革命遺産」が世界遺産に登録される見通しとなる中、韓国がそのうちの一部について登録に反対している問題で、菅官房長官は8日、この問題で韓国との政府間協議を調整していることを明らかにした。

 菅官房長官「韓国はじめ、遺産委員国に十分説明し、これからも理解を求めていきたい。協議はする方向で調整しています」

 会見で菅官房長官は、韓国側の主張について、「専門機関が世界文化遺産にふさわしいと勧告したもので、政治的主張を持ち込むべきではない」と強調した。

 ユネスコ(=国連教育・科学・文化機関)の諮問機関は4日、日本が推薦した23か所全てについて、世界遺産への登録が「適当」と勧告した。しかし、韓国政府は端島炭坑など一部について、戦時中、朝鮮半島の出身者が強制徴用されたとして、登録に反対している。

 日本としては、協議の場で韓国が問題としている期間と、今回、日本が申請した期間は異なっているなどとして理解を求める考え。