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“都構想”敗因は…橋下氏引退で維新は

2015年5月18日 1:06
“都構想”敗因は…橋下氏引退で維新は

 いわゆる「大阪都構想」の賛否を問う住民投票が17日に行われ、開票の結果、反対が賛成を上回った。これにより「大阪都構想」は頓挫することになった。大阪維新の会の会見場から上馬場雄介記者が伝える。

 維新は4億円以上もの広告費を投入し、終盤で巻き返してきたものの、都構想への疑問や不安を払拭(ふっしょく)しきれなかったことが敗因の1つとして考えられる。

 また反対派が、「特別区にすることで住民サービスが下がる」など市民に近い話題でデメリットを主張した一方、維新の主張するメリットは、「二重行政の解消」など実感がわきにくいものもあり、市民の共感を得るのが難しい状況だったとみられる。

 橋下代表は、今後、政界から引退すると表明した。圧倒的な力で維新を引っ張ってきた存在なだけに、今後、政党としての維新に大きな影響がでるとみられる。