【独自】自民総裁選 石破氏が約31%で1位 党員・党友調査
日本テレビが、自民党の党員、党友を対象に独自に電話調査を行ったところ、石破元幹事長がおよそ31%を獲得して1位、高市経済安保担当相が続き、小泉元環境相が追いかける展開であることがわかりました。
電話調査で、自民党の党員、党友であると答えた人に、総裁選挙で誰に投票するか、たずねたところ、石破氏が31%でトップ、高市氏が28%で続き、小泉氏が14%になりました。
「まだ決めていない・わからない」は6%でした。
この結果を党員・党友票に換算すると、368票のうち、石破氏が121票程度を獲得する情勢で、高市氏は110票ほど、小泉氏は54票ほどです。
一方、同じ368票の国会議員票の情勢について、取材したところ、今日までに小泉氏が50台なかばの票を固めており、石破氏は40票弱、高市氏は30票を超える票数を獲得する情勢です。
態度不明の議員は45人ほどいます。党員・党友票と国会議員票を合わせると、石破氏が、全体のおよそ22%の160票程度を獲得し、1位となる情勢です。
2位の高市氏は140票を超える見通しで、小泉氏が110票弱で追いかける展開となっています。
この3人が4位以下を大きくリードしている一方、誰も過半数には届かない見通しであることから、このうち2人による決選投票となることがほぼ確実な情勢です。
ただ、国会議員でも、党員、党友でも、まだ態度を決めていない人がいるなど、情勢は変わる可能性も残っています。
一方、同じく、党員、党友を対象とした電話調査で、自民党の裏金問題に関与した議員を、次の国政選挙で党が公認することに賛成か、反対かたずねたところ、「賛成」が19%だったのに対し、「反対」は47%で、「賛成」を大きく上回りました。
また、裏金問題に関与した議員が立候補した場合に、選挙で投票するかたずねたところ、「必ず投票する」は17%、「たぶん投票する」は30%だったのに対し、半数以上の54%が「投票しない」と回答しました。
裏金問題に関与した議員に対して、党員・党友が厳しい姿勢を示していることが明らかになりました。
一方、「選択的夫婦別姓」制度の導入に賛成か、反対かたずねたところ、「賛成」は30%、「反対」は35%、「どちらとも言えない」は34%でした。
企業が経営不振などを理由に社員を解雇する際の要件、いわゆる「解雇規制」を緩和することに賛成か、反対かたずねたところ、「賛成」は25%、「反対」は29%、「どちらとも言えない」は45%でした。