旧日本軍大本営陸軍部の“地下壕”公開
戦後70年にあたり、防衛省は10日、敷地内にある旧日本軍大本営陸軍部の地下壕(ごう)を報道陣に公開した。
地下壕は現在、防衛省がある市ヶ谷駐屯地の地下にあり、空襲に備えて1941年頃につくられた。一般には公開されていないが、陸軍大臣室や通信所として使われた空間が今も残されている。
中丸記者リポート「ここは陸軍大臣の執務室です。天井の高さと厚さは4メートルあります。大本営の地下壕として頑丈につくられた当時の姿のまま、残されています」
この地下壕では、1945年8月10日に、当時の阿南陸軍大臣が、日本に無条件降伏を求めたポツダム宣言の受諾を軍幹部に伝えたと言われている。