安倍首相、積極的姿勢を強調 COP21
地球温暖化対策について話し合う国連の会議「COP21」がフランス・パリ郊外で始まり、安倍首相が日本時間1日未明、演説を行った。安倍首相は地球温暖化防止に向けた日本の積極的な姿勢を強調した。
安倍首相「この地球は、我々人類のかけがえのないふるさとです。今こそ、先進国、途上国が共に参画する新たな枠組みを築くべき時です」
安倍首相は、途上国の取り組みを促すため、支援の額を約1兆3000億円に増やすことや、革新的な技術開発を強化することを表明した。
COP21は2020年以降の温室効果ガスの削減策について、全ての国が参加する新たな枠組みがつくれるかが焦点だが、協議は難航が予想される。
アメリカのオバマ大統領は演説で、先進国だけでなく、途上国も含めて各国が温暖化対策に責任を持つよう呼びかけた。
これに対して、中国の習近平国家主席は「各国の事情を配慮した措置を講じて途上国を尊重するべき」とクギを刺している。
一方、安倍首相はフランスのオランド大統領と首脳会談を行い、テロ対策について、日本が資金的な支援を通じて難民の流出を防ぎ、テロリストの拡散防止に貢献したいと述べた。
厳重な警備態勢が敷かれる中、COP21は今月11日まで続く。