中谷防衛相 自衛隊への破壊措置命令を解除
中谷防衛相は北朝鮮が人工衛星と称する弾道ミサイルの発射通告を取り消したことなどから、自衛隊に出していたミサイルに対する破壊措置命令を解除した。
命令の解除を受け、各地に配備された地上型迎撃ミサイルPAC3が撤収作業を始めた。また、東シナ海などに展開していた3隻のイージス艦も準備が整い次第、通常の任務に戻る。
防衛省は、情報収集の結果などから北朝鮮によるさらなる長距離弾道ミサイルの発射の可能性は低くなったとしている。中谷防衛相は「今後とも警戒監視などにより、万全の体制をとっていきたい」と強調した。