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まだ通告期間…政府、破壊措置命令を継続

2016年2月8日 1:18
まだ通告期間…政府、破壊措置命令を継続

 北朝鮮は、7日午前、人工衛星と称する弾道ミサイルを発射した。日本国内への被害や落下物はなかったという。

 日本政府によると、ミサイルは午前9時31分頃発射され、9時41分頃に沖縄県上空を通過した。日本国内への落下物や被害は確認されていない。

 ミサイルは5つに分離し、3つは北朝鮮が通告していた「予告落下区域」に落ち、日本の南およそ2000キロの太平洋に落ちた4つめは「予告落下区域」から南方向に外れた場所に落ちたという。もう1つは南の方向に飛び続け、中谷防衛相は、「何らかの物体を地球周回軌道に投入した」と述べた。

 また、石垣島などに配備された地上型迎撃ミサイルPAC3での破壊措置は実施されなかった。

 政府は、北朝鮮が発射を通告した期間が残っていることなどから、破壊措置命令を継続し、警戒、監視を続けることにしている。