おおさか維新の会は２４日、学校教育の無償化や「道州制」の導入などを柱とした憲法改正の原案をまとめた。夏の参議院選挙の公約にも反映させたい考え。

　おおさか維新・片山共同代表「大変、国民の関心のある重要な事項に地味という意見はあるかもしれませんが、私どもは取りあげてしっかりした結論を出したと思っております。できれば、これで憲法改正の議論をリードしていきたい」

　改正原案では「教育機会の均等化」として幼児期から大学までの学校教育を無償化することを盛り込んだ。私立学校についても原則、無償化の対象とする。また「地域主権」の章を新たに加え、新設の広域自治体に現在の地方自治体よりも強力な権限を与える、「道州制」を創設する内容となっている。

　このほか、具体的な法律上の争いがなくても法令などの憲法審査を行う権限を持つ「憲法裁判所」を設置することも明記した。