おおさか維新、待機児童問題で菅長官に提言
待機児童の問題が与野党論戦の大きな争点となる中、おおさか維新の会は17日、菅官房長官に対し、保育士の給与を1か月あたり9万円引き上げるなどとした提言を行った。
おおさか維新の会・馬場幹事長「今待っていただいている子供さんをどうすれば保育園に入っていただけるかという観点で、いろいろ保育業界、構造的な改革をしていかなければならないと思いますけど、今回提言をまとめました」
提言は、保育士不足を解消するため、保育士の給与を5年かけて段階的に1か月あたり9万円引き上げることが柱となっている。また待機児童が多い地域に限り、特例措置として保育の知識と経験を持つ「保育士サポーター」を国が認定し、保育所に配置することなども盛り込まれている。
この提言を受けた菅官房長官は、「大変参考になった。できる限りのことはやっていきたい」と応じたという。
待機児童問題を巡っては、民主党も保育士の待遇を改善するための法案を近く国会に提出する方針を示すなど、各党が問題解消に積極的な姿勢を示している。