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テロ対策での連携強化 G7主導で一致

2016年4月10日 18:51
テロ対策での連携強化 G7主導で一致

 来月の伊勢志摩サミットを前に10日から、広島でG7外相会合が始まり、テロ対策での連携強化をG7が主導することで一致した。

 各国外相は10日午後、世界遺産の厳島神社のある宮島を訪問。その後、宮島では夕食を兼ねた初日最後の会合が始まった。

 会合は午後1時過ぎから始まり、テロ対策や難民問題について意見が交わされ、テロ対策に対する国際的な連携を強化するための取り組みをG7が主導することで一致した。また、シリアやイラクなど中東情勢についても議論し、G7の連携を確認した。

 一方、夫人外交では、ホスト役である岸田外相の夫人とともに、イギリス、フランスなどの外相夫人が平和記念公園の原爆死没者慰霊碑に献花を行った。11日は、同じように各国外相が慰霊碑に献花をする予定。

 こうした中、アメリカ・ホワイトハウスでは、今月半ばに先遣隊が広島を訪れる予定で、オバマ大統領が広島を訪問する具体的な検討に入っていたが、アメリカ国内でもワシントンポスト紙が「伊勢志摩サミットに合わせてオバマ大統領の広島訪問の可能性が検討され始めた」と報じた。

 オバマ大統領の広島訪問が実現するかどうかは、11日、ケリー長官の平和記念公園の訪問が大きな試金石となる。